【1.目的】
エンバーミングは、ご遺族が故人とのより良いお別れを実現するために行われる処置です。
【2.処置の内容】
ご遺体の清浄・消毒・お顔の整えを行い、腐敗防止・感染防止等の衛生保全のための保全液を注入し、体内の血液・排泄物の排出処置を行います。
その後、着付け・化粧を行います。
保全液注入の際に必要最小限の切開を行いますが、処置後にこれを修復します。
また、損傷のあるご遺体の場合は修復処置を行います。
【3.留意事項】
(1)エンバーミングを行うことにより、ご遺体は処置前よりも衛生的で安全となりますが、死亡後の時間経過あるいは故人の病気によっては、処置後に変色やむくみが残る場合があります。
(2)損傷を修復する場合、損傷の状態によっては修復に限度がある場合があります。
(3)処置にあたって死亡診断書(死体検案書)のコピー・お写真をお預かり致します。これは死亡証明および修復処置の参考にさせて頂くもので他の目的に使用することはありません。お写真は処置後にお返し致します。
【4.個人情報の取り扱い】
本書に記載された個人情報は、(会社名)が顧客管理目的の範囲を超えて利用することはありません。
【5.自主基準】
エンバーミング処置は、一般社団法人日本遺体衛生保全協会(IFSA)の自主基準に則り、適正に実施します。
(1)IFSA認定の技術者により適正な環境で実施します。
(2)2親等以内のご遺族の署名による同意に基づき処置を実施します。
また、2親等以内のご遺族による明示の反対がある場合、処置は実施できません。
(3)海外への移送を除き、死亡後50日を超えてのご遺体の保全処置は実施しません。
エンバーミング処置に問題があった場合には、下記の機関に届け出ることができます。
●IFSA(一般社団法人日本遺体衛生保全協会)消費者相談委員会
〒254-0013 神奈川県平塚市田村9−9−16
TEL:0463-52-0544 / FAX:0463-52-0545
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