■エンバーミングでゆとりの時間を作れます |
「エンバーミング」という言葉は、葬儀社様のホームページや折り込み広告などで紹介されることも多くなり、一般の方も耳にされた方が増えてきています。
では、エンバーミングの内容についてご存知であるかを伺ってみると、またまだ「防腐の技術」という認識をお持ちの方がほとんどのようです。
エンバーミングは、専用の薬品であるエンバーミング保全液をご遺体の全身に循環・浸透させることにより、ご遺体を全体的に防腐・衛生効果を得る技術です。
日本では、死後から短い期間で火葬をするので、エンバーミングは不要ではないかという声がかつてはありました。
しかしながら、病気や体格、時季などの要因によりご遺体の変容は様々で、短期間でもドライアイスなどでの冷温保全ではご遺体の変容に対応できない事例は多くあります。
また、超高齢化社会を迎え、死亡件数の増加に伴い、ご希望の火葬場や式場の予約がかなり先となってしまうと、ご遺体の状態を心配しなければならないことも増えています。
例えば、人口が密集し、込み合うことが多い首都圏の火葬場では、現状でも5日後の葬儀、火葬も珍しくはなく、今後さらに長期化する可能性があります。
そこで、エンバーミングについて、ぜひ「単なる防腐技術」から、「故人様のお体を長期間同じ状態で保全する技術」、「故人様と向き合う最後の時間をより多く作り出す技術」と認識を変えてみてください。
いつ葬儀をし、火葬ができそうか?というご遺族様が合わせる立場を解消し、来週、もしくは再来週など、ご遺族様があえて候補日を出して式場、火葬場の手配をすることが可能になる技術、それがエンバーミングです。
エンバーミングによって得られたご遺族への「時間のゆとり」は、必ず「心のゆとり」へと変化します。 |
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2007年12月 日本消費者協会
第8回葬儀についてのアンケート調査 |
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2005年までは厚生労働省大臣官房統計情報部「人口動態統計」、2010年以降は社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成18年12月推計)中位推計」より厚生厚生労働省政策統括官付政策評価官室作成。 |
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